ゲーム理論の枠組みを用いた電力スポット価格変動のモデル化
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概要
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本研究の目的は, 電力スポット価格変動を表現するモデルを構築することである. そのために, 電力取引市場をある非協力ゲームを用いて表現した. 具体的には, 電力取引市場は寡占市場であり, 貯蔵不可能性および同時同量の原則を前提とし, 電力需要量の不確実性を想定する. さらに, 各発電企業の供給量の上限があることを仮定する. その上で, 電力需要量の確率分布を考慮しながら自社のストラテジー(供給関数)を戦略的に2社の発電企業が市場へ提示するという非協力ゲームを考え, そのNash均衡を求めた. そして, その均衡における電力スポット価格の確率分布などを求めた. さらに, このモデルを基にPJM市場のスポット価格を分析する.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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