大陸棚上で発生した乱泥流による海底渓谷の形成について
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概要
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海底の大陸棚周辺部には平行に一定間隔で並んだ無数の渓谷群が形成されており,陸上に形成される渓谷群と良く似た幾何学的形状を有していることが分かっている.これら海底渓谷群の主な成因として,海底面を流下する高濃度の浮遊土砂を含んだ密度流である乱泥流が考えられている.この乱泥流は海底を流下するとき,底面からの土砂の巻上げを行い,その浮遊砂濃度や流速を変化させるという特徴を持つ.このとき海底面は侵食されることになり,乱泥流は海底渓谷の成因となる.本研究では海底面の侵食作用に加え,層内への海水の取り込みを考慮に入れ乱泥流を定式化する.そして,線形安定解析の手法を用いて乱泥流による大陸棚上における海底渓谷の初期形成間隔について理論的に考察した.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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