微細地形の影響による風の変動性に関する高解像度数値シミュレーション
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概要
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日本の国土は複雑・急峻な地形で特徴付けられ、局所的な強雨や強風といった極値の出現には地形の影響が大きいものと考えられる。特に風の変動性は極めて高いため、その極値(突風)の出現に関与する地形効果はより顕著であろう。よって、竜巻やダウンバーストなど微細擾乱に起因する突風構造の理解と同時に、微細地形による突風の発生機構に対する理解を深めることも重要である。本研究では、国土地理院数値地図50 mメッシュ値を利用して詳細な地形を表現し、高解像度での気象モデルシミュレーションを行い、地形の影響を受ける局所的な強風の変動性状を調べる。地形を詳細に表現することにより、地上風の短周期の時間変動やピーク値、空間的な変動パターンがより顕著に再現されることが示された。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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