渦電流探傷法におけるある画像再構成法について
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概要
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交流電流を流したコイルからは磁場が発生している。これを金属表面に近づけると金属表面に電流(渦電流)が発生する。この渦電流もまた磁場を発生している。この磁場を表面に沿って別のコイルで観測すると、表面近傍に傷があると渦電流が阻害され、磁場の変動量として観測される。したがって傷形状に関するデータを得ることが出来、これを渦電流探傷法と呼ぶ。渦電流探傷法において得られる磁場変化は元の傷形状を境界とする境界値問題の解であり、空間的に広がりのある「ぼやけた」ものである。そこで、得られたデータからより詳細な傷形状を推定することが問題となる。従来、この方向の研究も行われおり、本報告では程衛英らによるフーリエ変換によるアプローチを参考にしたアルゴリズムを用いた実験的な検証、また理論的背景について報告する。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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