GN転位の自己エネルギーを考慮したひずみこう配理論と降伏応力の粒径依存性
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概要
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本研究では，幾何学的に必要な転位（GN転位）の自己エネルギーにより生じる降伏応力の粒径依存性を検討する．このためまず，GN転位の自己エネルギーについて議論し，すべりこう配の仕事共役として高次応力が必然的に導入されることを示す．この高次応力は，すべりこう配の面内成分の発生に伴って階段的に変化し，したがって多結晶金属の初期降伏に陽に影響する．つづいて，このような理論を粒径Dの２次元および３次元モデル結晶粒に適用することによって，Dに逆比例する粒径依存項が導かれ，この項の係数は粒形によって決定されることを示す．さらに，多結晶金属の初期降伏応力の粒径依存性および流動応力の転位セル径依存性に関する実験データとの比較を行う．
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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