円柱を過ぎる遅い非圧縮流の2次元数値シミュレーション
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概要
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円柱列を過ぎる遅い流れは、化学工学、生物学を始めとする多くの分野で重要な基礎的問題である。しかしながら、これら遅い流れを実験で再現し、正確な測定をすることは難しい。また、2次元の円柱周りのストークス流れには、無限遠で一様流速という境界条件を満たす解が存在せず、低レイノルズ数流れの適切な数値実験設定も困難である。本研究では、圧力による遠方境界を設定することで、一様流中に置かれた円柱(1個及び2個)を過ぎる2次元非圧縮流体の直接数値計算を行い、抗力や剥離パターンのレイノルズ数依存性を調べる。得られた結果は、これからの複雑形状の数値モデルを開発する際に、モデルの精度チェックのための基礎的データベースとして使用されることが期待される。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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