SPH法を用いた爆発的噴火のモデル開発
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概要
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火山噴火は、流体力学と熱力学が絡み合う現象であるとともに、ガス、溶岩、および岩石で構成される多相流であるため、非常に複雑である。特に、ブルカノ式、ストロンボリ式、およびプリニー式という異なるタイプの噴火となる要因は、数学的な見地から明らかにされていない。我々は、ブルカノ式の爆発的噴火現象を調べるためのSmoothed Particle Hydrodynamics (SPH) コードを開発した。SPH法は流体の境界を矛盾なく取り扱えて、また容易に開発可能な粒子ベースの手法であるため、天文学で最も一般に用いられている計算手法の一つである。これらの点は火山噴火を扱う上で有利である。さらに、SPH法は固体粒子と流体粒子の相互作用を容易に組み込むことができる。本講演では、アルゴリズム、境界条件や流体_---_固体粒子間相互作用に対するアプローチ、及びブルカノ式噴火についての予備的な結果を示す。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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