対馬海峡における海流変動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
対馬海峡は東シナ海と日本海を結ぶ海峡であり、そこでの流動構造やその変動を明らかにすることは、東シナ海や日本海での海洋変動を知る上で極めて重要である。しかし従来の観測はデータが時空間的に疎らであるため、その変動特性は不明であった。このため海洋短波レーダーを同海峡に設置し、時空間的に密な観測を行った結果、その変動特性が明瞭にみることができた。例えば東水道対馬沿岸域及び九州沿岸域で、対馬暖流とは逆向きの南西流が8月から10月に強くなることが初めて明らかとなった。本講演では、このような海洋レーダーにより初めて明らかにされた海流変動の特性を紹介するとともに、その力学(平均流や振動流、密度成層や複雑な地形等)について議論する。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
- Study on Numerical Simulation for Vibro-Acoustic Response of Spacecraft
- 人工関節用セラミックスの摩擦摩耗挙動に対する材料組合せ・潤滑剤・表面膜の影響
- 擬似圧縮性DESによる風車後流の3次元数値解析と後流モデル化に関する研究
- ハイブリッド吊床版道路橋の耐風性能
- 一般断面を有する多重連結型開水路網に生じるダム崩壊問題に対する双対格子に基づいた有限体積モデル