分子動力学シミュレーションによるナノマテリアルの強度特性評価
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概要
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大規模な分子動力学シミュレーションを用いてナノ結晶分散アモルファス金属の引張解析を行った。結晶相の体積分率が小さいときには、ナノ結晶粒は変形しないこと、延性の向上に貢献することが明らかとなった。体積分率が高いときには、粒子間の相互作用が強いために粒内に局所的に応力の高い領域を生じ結晶粒が変形する。結晶粒の変形がおこると、応力が低下するため脆化の原因になることが明らかとなった。また、粒径の異なるナノ多結晶材料との強度比較を行なった。井上の3原則に従うようにパラメータを決定した修正レナードジョーンズポテンシャルを用いている。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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