侵食性河床上に形成されるリップル状河床形状
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概要
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粘性土で構成された侵食が卓越する河床では,侵食が進行する際,水深よりかなり小さな規模の波状形状が形成されることがある.このような波状形状が塊状に剥離することによって急激に侵食が進行していく.本研究は,このような波状河床形状が侵食性河床上に形成されたリップルのようなものであるとの観点から,河床が擾乱に対して不安定となることを,線形安定解析の手法を用いて明らかにしたものである.解析によると,粘性底層の数十倍から数万倍の波長を持った擾乱に対して河床は不安定となり,数百倍から数千倍の範囲で擾乱の発達速度が最大となることが明らかとなった.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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