礫で築造された水利堤体の内部間隙構造の推定
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概要
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礫で築造された水利堤体の内部間隙構造の推定法を提示する。礫のような粗粒材料からなる水利構造物の通水性能は,非線形な水頭損失式で記述される。堤体の外部水位とその時に生じる流量の観測値から,逆解析により,水頭損失式を記述するパラメータを推定することを可能にした。このパラメータは,大小粒子がつくり出す堤体内部の間隙構造に支配され,間隙の水理学的平均径とユニークな関係を持つ。したがって,推定したパラメータから,この関係を通して,堤体内部の平均的な間隙構造を知ることができる。透水性礫ダム,あるいは礫間浄化工の目詰まり,土砂堆積地盤の水理特性調査などに適用できると考える。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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