準地衡風渦モデルの改良
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概要
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大気、海洋といった地球流体現象にはしばしば大小さまざまな渦構造が姿を現し、それが長く安定を保つことが知られている。それらの渦の運動を捉えることで様々な地球流体現象を解明するためにMiyazakiらは準地衡風楕円体渦モーメントモデルと、各渦を有限の長さと傾きを持ったwire渦で近似するモーメントモデルを開発した。本研究ではCASL法による直接数値計算によって楕円体渦モーメントモデルの検証を行い楕円体渦モデルが同符号の渦間の合体現象の臨界距離を精度よく捉えることを示す。しかし、楕円体渦モーメントモデルはアスペクト比が2/3より小さいときは精度が落ちること、異符号の渦間の相互作用で「偽の特異性」を予想するなどの欠点を持ち、その改良が必要となった。そこでモーメント近似から離散点近似を用いてモデルを改良しその検証を行う。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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