衛星姿勢制御用リアクションホイールのリテーナ不安定振動による擾乱
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概要
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衛星を高精度に姿勢制御する場合,アクチュエータとして一般にリアクションホイール(RW)が用いられる.しかし,RWが発生する擾乱そのものも主要な外乱源の一つであることから,姿勢制御系設計における擾乱管理や,RW改良に向けての擾乱発生メカニズムの解明が必要とされる.本講演では,RWの機構部品であるボールベアリング・リテーナの動的挙動に誘発される擾乱について解析を行った結果について述べる.著者らが開発した擾乱測定装置によりリテーナに起因する低周波微小擾乱の実測に成功するとともに,RWシステムの高精度な数学モデルによる練成解析によって,擾乱発生メカニズムを明らかにした.さらに,擾乱低減と不安定振動低減の両者の観点で,リテーナの設計指針を導いた.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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