帯状収束雲上に発達するメソα,βスケールの擾乱に関する線形安定解析
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概要
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冬季日本海に現れる帯状収束雲上にしばしば発生するメソスケールの擾乱に関する研究として、順圧不安定、傾圧不安定ともに包含する方程式系で基本場を構成して、その上で発達する擾乱の線形安定解析を行った。 その結果、メソβスケールに相当する波長では固有ベクトルの極大値が、水平シアーが存在している箇所に広がっており、この不安定モードは順圧不安定によって生ずると考えられる。 一方メソαスケールに相当する波長では、固有ベクトルの極大値が、渦位勾配が正の所と渦位勾配が負になっている下層の領域との2箇所に分かれて存在しており、この不安定モードは傾圧不安定によって発達するものと考えられる。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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