RS-61443(Mycophenolate Mofetil)の腎移植後の難治性急性拒絶反応の治療についての費用-効果分析
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概要
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新規免疫抑制剤RS-61443(mycophenolate mofetil)のmuromonab CD3を比較対照とした腎移植後の難治性急性拒絶反応の治療に対する費用-効果分析を実施した。臨床判断分析モデルおよび費用推定は名古屋第二赤十字病院移植外科における腎移植の自験例に基づいて作成・推定し,モデルの移行確率は各薬剤の臨床成績から得た。<BR>分析は支払い者の立場から行い,費用は直接医療費を診療報酬点数で計算した。また効果エンドポイントは90日後の腎生着率とした。ベースライン分析での費用/効果比は,RS-61443で1,647,277円,muromonab CD3で3,486,746円,費用削減額は1,488,460円であり,RS-61443は経済的に優れた薬剤であることが推察された。また初期治療における薬剤奏効率,拒絶反応再発率,移植腎機能廃絶率それぞれについて感度分析を行ったが,RS-61443の費用削減結果は逆転することなく,分析モデルの堅牢性が認められた。
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The Health Care Science Institute | 論文
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