医療需要行動のConjoint Analysis
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は,Conjoint Analysisを用いて,独自に行ったアンケート調査から風邪に対する医療サービス需要,大衆医薬需要の価格弾力性を推定した。この手法はさまざまな利点がある一方,想定質問を用いることによる誤謬が存在すると考えられるが,本稿では,その誤謬を「選択行動を想像することに伴う誤謬」と「想定的シナリオに伴う誤謬」に明示的に分け,確認・評価を行った。その結果,後者の誤謬に関しては,限界的なシナリオの変化は影響しないものの,シナリオの大きな変化に対しては最大約1/3の誤謬が存在することが判明した。
- The Health Care Science Instituteの論文
The Health Care Science Institute | 論文
- 精神障害をもつ人々と共に地域で心地よく生活するために,地域住民が不足していると感じているもの:東京都民を対象とした調査の質的分析から
- 電子コミュニティを利用した禁煙指導プログラムの有効性の検討:「インターネット禁煙マラソン」の再喫煙者へのフォローアップの取り組み
- わが国における障害調整生存年(DALY):簡便法による推計の試み
- Impact of Changes in Firms' Boundaries on Determinants of Innovation:A Case of Chugai Pharmaceutical
- 手術・麻酔の安全管理