姫路の和算心学塾・孝徳舎と天保十四年(1843)の地球儀
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概要
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天保十四年(1843)、赤鹿歓貞は家塾生教育のために地球儀を製作した。家塾は「孝徳舎」という心学塾であった。歓貞は和算(中西流)にも造詣が深かった。地球儀は16.5cm X 15.5cmのナツメ形で、重量は1.78kgである。軸受けのある箱の中に収納されている。竹管製の地軸にて箱の中で回転し観察することができる。地球儀は粘土製で、表面に胡粉が塗られその上から彩色されている。世界図はマテオ・リッチ系のものが描かれている。1994年、土浦市立博物館「地球儀の世界展」の図録の「現在和製古地球儀所在目録」(海野一隆作製)で第22番目に古い地球儀として報告された。参考文献: 飯塚修三「天保十四年製箱一体型地球儀」古地図研究、312,2005年
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