東電福島第一原子力発電所事故後の海洋堆積物中のPuについて
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概要
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東電福島第一原子力発電所事故後の海洋堆積物中のPuについて○鄭建1・ト文庭1,2・青野辰雄1・郭秋菊2・田上恵子1・内田滋夫1・山田正俊31放射線医学総合研究所 2北京大学、中国 3弘前大学東電福島第一原子力発電所事故により、環境中へ大量の放射性核種が放出され、北太平洋にも拡散し、海水や堆積物が汚染した。しかし、事故によう海洋へのPuの影響については解明されていない。そこで、福島沖堆積物中のPuの濃度分布や起源を明らかにすることを目的に、堆積物中のPu濃度とその同位体組成(240Pu/239Puと241Pu/239Pu)の測定を行なった。その結果、福島沖30キロメートル圏外の堆積物中から事故由来のPuは検出されず、グローバルフォールアウト起源とビキニ核実験による起源に由来していることが明らかになった。
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