つくばにおける降下物中のトリウム同位体の長期挙動について
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概要
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1990年から2007年まで、つくばの気象研究所で月間降下物を採取し、降下物に含まれるトリウム同位体を測定した。そのデータを利用してトリウム降下量の季節変動および長期変動を解析した結果を報告する。トリウム降下量は春期に極大を示す季節変化を示すが、年によって変動が大きい。つくばの降下物中のトリウムの起源として、黄砂の可能性がある。しかし、局地的な土壌粒子の舞い上がりの可能性もあり、トリウム同位体を利用して弁別の可能性を検討した。
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