地下水ガスの連続観測-春野観測井におけるガス組成の変化-
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概要
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地下水や地下ガス中の特定の化学成分の濃度(比)や同位体比に注目し、その時間変化と地震発生との関連を調べたり、その空間分布を調べて、プレートテクトニクスや活断層等との関連を調査したりすることが、地球化学的地震予知研究として知られている。本研究では地球化学的地震予知研究の一環として2006年12月から静岡県浜松市の春野観測井において、地下水に付随するガスの自動観測を行っている。地下水ガス中の分析対象の化学成分はHe, H2, Ar, N2, CH4である。春野観測井の地下水ガス組成は定常的に一定ではない事が分かった。そして2つの端成分を仮定することで、定常的なガス組成の変化を説明することができる。
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