千葉の水溶性天然ガス付随水の同位体組成
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概要
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千葉の水溶性天然ガス付随水の化学組成および酸素・水素同位体組成を分析した。その結果、この付随水は主に海水と天水の混合であることがわかった。また、海水に比べ、ヨウ素、臭素、アンモニア、重炭酸が濃集しており、有機物の分解により遊離したと推測された。付随水と共存するメタンの水素同位体組成についても測定し、メタンと付随水の水素同位体組成の差は180‰程度であった。このことから、メタンが微生物の二酸化還元経路により生成したことが推測された。
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