氷期および間氷期における南極海堆積物中のFeの状態分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
過去数万年間の古海洋の環境を解析するために、人為的影響が極めて少ない南極海底質中に含まれるFeをプローブとして分析を行った。メスバウアー分光法によるFe酸化物の化学種のスペシエーションによれば、非鉱物由来のFe3+の存在量が最終氷期付近から現在に向けて増加していることが分かった。同時に中性子放射化分析法などよる元素分析を行い、その挙動から、古海洋の環境変動を推測することを試みた。
- 日本地球化学会の論文
日本地球化学会 | 論文
- 「エアロゾルの地球化学」によせて
- 海洋大気エアロゾルの挙動と組成変動に関する地球化学的研究
- 2001年春季におけるアジア大陸から西部北太平洋への地殻起源元素及び人為起源元素の大気輸送
- 西部北太平洋における炭素質エアロソルの濃度レベルと発生源
- 北部北太平洋における海霧の化学組成と粒径分布