過去12万年にわたるオホーツク海南西部における表層水温、塩分の変化
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概要
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オホーツク海は冬季に海氷が張り出す世界で最南に位置する縁辺海である。また海氷そのものは地球規模の温暖化、寒冷化を敏感に反映して消長を繰り返すため、海氷の拡大、減少の記録を遡ることは、地球規模の気候変動を知る重要な手がかりと成りうる。また、オホーツク海南西部の表層水温はオホーツク海高気圧の発達に直接関与すると言われ、同海域の表層水温の変動は日本の気候を直接左右することを意味する。そこで、本研究では、過去12万年に亘って、アルケノンバイオマーカーを用いて表層水温の記録の復元を行った。その結果について紹介する。
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