Influence of underlain rock on the characteristics of organic matter and metal release in the forest soil in Okinawa Island, Japan
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概要
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異なるタイプの土壌上に成立する森林における化学元素の挙動を調べ、中でも酸性土壌が溶存有機物や金属イオンの流出にどんな影響を及ぼしているかを明らかにすることを目的にしている。調べられた土壌は沖縄島に産する島尻マージ(石灰岩上)、ジャーガル(泥灰岩上)、国頭マージ(千枚岩上)であった。測定したのは全炭素、全窒素、全リン、DOC、土壌pH、金属イオンなどであった。その結果、1)土壌pHは島尻マージとジャーガルでは5.84-7.81であったのに対し、国頭マージでは3.41-4.99であった。栄養塩類は島尻マージ>ジャーガル>国頭マージの順であった。DOC濃度も土壌の影響を受けた。Cd、Ni、Znなど重金属は国頭マージで高濃度だったのに対し、Ca、Mgなどは島尻マージとジャーガルで高濃度であった。これらの結果を基に、上記目的に対する議論を展開したい。
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