マルチエージェントを用いたリカレント資源循環シミュレーション
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概要
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本研究では,資源循環型社会シミュレーションを行い,建物を長寿命化した場合とリカレント建築社会が実現した場合を想定して,CO2の削減効果を検討する.さらに,リカレント建築に対して影響を及ぼす因子を明らかにすることを目的とする.マルチエージェントシステムで,ユーザー,建設業者,高炉メーカー,電炉メーカー,リユースメーカー,廃棄物業者の6種類のエージェントを作成し,リカレント建築実現時の仮想社会システムを構築する.設定したパラメータは以下の3種類である._丸1_解体材回収率,_丸2_リサイクル歩留り,_丸3_リユース材寿命.シミュレーションの実行結果より,部材リユースを前提としたリカレント建築社会が実現した際の資源削減量を具体的に示すことができた.また,ビルドアンドスクラップ型の社会と比較して,リカレント建築社会がCO2排出量削減の観点から優れていることを明らかにした.
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