弱視者支援のための事前学習による文字構造変換法の一検討
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概要
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「弱視」と呼ばれる視覚障害により,日常生活に不自由を感じている人は多い.とくに,街中の看板・標識,本や雑誌,機器や端末の操作法など,生活空間にあふれる文字情報を見ることが困難な場合,視覚によって得られる情報は非常に限定的なものとなる.本研究は,弱視者の「像がぼけて見える」,「視野が狭くなる」といった個々の見え方に対して視覚情報処理を行うことでユーザに「認識しやすい」像を提供することを目的とし,デジタル文字画像を文字のフォント種に依らず弱視者が認識しやすい文字像へ変換するアルゴリズムを提案する.提案法では,事前に用意された各種文字像とその各種文字に対するぼけても認識しやすい理想的な文字像とのペアからそれらの関係性を学習し変換を行う.実験では,種々の文字画像へ提案手法を適用しその有効性を示す.
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