安全知データの3方向モデル表現
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概要
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安全知の問題,特にここでは飲酒と医療に関連する情報に関して,3方向から検討した.3方向とは,飲酒や医療に関する情報と地域空間と時空間とする.飲酒や医療の情報それぞれに注目すると,酒の種類や医療施設に関するそれぞれの情報を地域空間にマッピングした地図を時空間移動することで,地域ごとに酒の種類別飲酒量や医療施設情報に関する時間的推移を把握することができる.時空間上に展開された地図情報をマトリックス状に表現し,ダイナミックに拡大/縮小/移動できる視覚化ツールも開発してきた.また,多次元尺度構成法とクラスター解析を連携させて解析することにより,多種多様な分析が可能となるので,いくつかの例を紹介する.例えば,特定な期間でのいろんな種類の酒の飲酒に関する情報を集約することに着目すると,多次元尺度法(INDSCALモデル)によって縮約し,共通の2次元または3次元空間に酒の種類に基づく都道府県の認知地図を布置することができる.この布置に関係する酒の種類については,重み値を布置することで都道府県布置の軸と関連付けることができる.
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