高日射反射率塗料への低汚染化技術の応用に関する研究:その2
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概要
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本報では前報に引き続き、外壁の雨筋汚染防止を目的に開発された低汚染化技術を高日射反射率塗料に応用し、日射反射率へ与える影響を、実物件を用いて検証した結果について報告する。検証の結果、塗装後2ヶ月程度から汚れが原因と思われる日射反射率の低下が確認され、低汚染型の高日射反射率塗料は、従来型のものと比較して日射反射率および明度の低下が小さく、表面温度もやや低いことが確認された。さらに本研究では、高日射反射率塗料を塗布した建物の温度、電力、屋上面の熱収支等に関する測定も行った。高日射反射率塗料の導入による空調負荷削減効果を評価し、熱負荷計算により日射反射率の経時変化が空調負荷に与える影響を考察した。その結果熱負荷計算により、低汚染型の方が、従来型に比べて電力削減量が大きいと算定された。
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