試料サイズおよび視野角の相違がコンクリートの色むらに関する官能評価と画像解析による定量評価の関係に及ぼす影響
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概要
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本研究は,コンクリート表面の視覚的な仕上がり状態を規定する一因である色むらに主眼を置き,定量的な評価手法を用いた品質管理システムを構築することが最終目的である。本報告では,試料サイズおよび距離に起因する視野角の相違がコンクリート表面の色むらに関する官能評価と画像解析による定量的評価の関係に及ぼす影響について検討した。その結果,官能検査による色むら評価尺度と視野角の関係は,試料サイズに関わらず色むら度合ごとで高い相関性を示した。画像解析による明度の標準偏差と視野角の関係は,視野角が狭くなると標準偏差は低下する傾向を示したが,試料サイズの相違によって誤差が生じた。また,色むら評価尺度と明度の標準偏差の関係は,試料サイズごとで高い相関性を示した。
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