乾式間仕切壁の加熱性状:その2 加熱条件を変化させた耐火性能試験
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概要
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既往の結果から乾式間仕切壁の耐火性能は、ISO834に従った加熱条件による知見が主であり、加熱条件が変化した場合の知見は乏しい。本研究では、区画を形成する乾式間仕切壁に着目し、特にせっこうボードを用いた乾式間仕切壁の加熱条件を変化させた耐火性能試験を実施し、その加熱性状に関する知見の収集を目的とした。その結果、・試験体加熱時間が長くなるにつれボードの目地の開きが大きくなり、火災温度上昇係数が大きいほどその開きは大きくなること、加熱面側のボード裏面温度は、火災温度上昇係数α=350の場合、測定位置によらず概ね同様の温度変化となり、それ以外の火災温度上昇係数では、400℃付近までは同様の変化を示すが、400℃を超える付近から、ボード部に比べ目地部の温度が高くなる傾向がみられること、などの知見が得られた。
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