院内感染対策トイレシステムの構築に向けた基礎的研究:その1 光触媒コーティング剤の開発
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概要
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筆者らは、病院における院内感染対策のツールとして、院内感染対策トイレシステムの構築を検討している。その要素技術のひとつとして、光触媒コーティング剤を建材に塗布することで、建材自体の抗菌性能を向上し、接触感染に対する対策を図ることを挙げている。その1では、新たに光触媒コーティング剤を開発し、JISに定められた試験方法に準じた試験を行い、開発した光触媒コーティング剤の抗菌性能を確認した。その結果、以下のことが分かった。①開発したコーティング剤は、大腸菌、黄色ぶどう球菌、O-157、VRE、MRSAに対して優れた抗菌性能を持っている。②ブイヨンを添加した試験菌液を使用することで、実際の建物に施工した抗菌材料の抗菌性能を評価できる可能性がある。
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