透析患者に対する大動脈疾患治療の中期成績
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概要
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要旨:透析患者の大動脈瘤術後遠隔成績を明らかにする。6 年間に透析患者で大動脈疾患の外科治療を行った20 例を対象とした。6 例が人工血管置換術で14 例はステントグラフト留置術であった。1 年生存率は64% ±11%で,3 年生存率が43% ±12%であった。大動脈瘤イベント回避率は1 年が46% ±13%,3年が20% ±12%であった。透析患者は初回治療後も容易に大動脈瘤イベントを起こすためCT による綿密な観察が必要である。
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