EVAR 術後に対麻痺を発症した腹部大動脈瘤の1 例
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概要
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要旨:症例は74 歳男性。腎動脈下腹部大動脈に50 mm 大のAAA。冠動脈疾患の既往あり。局所麻酔下にEVAR 施行。左下腎動脈を予定通り被覆した以外は手技上困難な点はなく,全手技を通し循環動態不安定な時期はなし。留置直後より左下肢の急激な痺れ出現。終了時に両下肢運動麻痺を認め,対麻痺と診断。昇圧,脊髄ドレナージ,ステロイドパルスなどを行った。術後6 カ月現在歩行器を用いて歩行可能となった。術後MRI では脊髄梗塞像を認めた。
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日本脈管学会 | 論文
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