逆浸透法による海水淡水化のための統計学的プロセスコントロール法の開発
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概要
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世界的な水不足に対応するためRO膜による海水の淡水化技術の需要が高まっている.近年では,大型のRO法による海水淡水化プラントの建設が行われている.RO法によるプラントの問題のひとつとしてRO膜に供給する海水指標の精度の問題がある.これは,海水の水質によるRO膜の寿命に影響する問題で,本来RO膜の交換率を予測し造水コストを算出しているが,RO膜への供給海水の水質管理が悪く予測以上に交換率が上昇した場合,造水コストの上昇を引き起す.また,急激な水質の劣化によるプラント停止などプラントの運転において深刻な問題を引き起こす可能性がある.そこで本研究では,RO膜法による水質に関わる問題を抽出し,その問題の対策として現在の水質評価法を補完する指標の提案とその利用方法として連続監視によるプラント制御に関する提案と検討を行った.
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