無作為抽出したイヌの血漿遊離アミノ酸濃度
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概要
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アミノ酸要求量を求める際に血漿遊離アミノ酸濃度が指標として用いられることがあるが、イヌの血漿遊離アミノ酸濃度が体重や年齢によってどの様に影響を受けるかは十分に理解されていない。本研究では、動物病院で採取された血液サンプルを用いて、血漿遊離アミノ酸濃度のバラツキや体重・年齢による影響について調査を行った。犬種、性別、年齢、体重が異なる36頭のイヌの血漿遊離アミノ酸濃度のバラツキは各アミノ酸により大きく異なった。血漿遊離アミノ酸濃度と体重との間に有意な相関は認められなかった。一方、年齢に関しては、アルギニン、グリシン、ヒドロキシプロリンおよびプロリン濃度が加齢と共に減少し、タウリンとジペプチドであるカルノシンは逆に増加した。
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