訪問看護ステーションにおいて精神科訪問看護を実施する際の訪問スタッフの抱える困難に対する管理者の認識
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概要
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訪問看護ステーションにおいて,精神科訪問看護を実施するうえで,訪問スタッフの抱える困難に対する管理者の認識,および,その影響要因を明らかにすることを目的として,訪問看護ステーションの管理者10名に半構造化面接を実施し,Grounded Theory Approachにおける継続的比較分析法を用い分析した.その結果,管理者が訪問スタッフにとって困難な出来事だと捉える10項目の訪問スタッフが経験する具体的困難状況が抽出された.管理者はこれら訪問スタッフが経験する具体的困難状況を,それぞれ《援助関係の構築技術に関する問題》《精神科訪問看護の臨床技術に対する情緒的問題》《地域の継続看護の実践に関する問題》《訪問看護の継続の危機》として認識していた.また,訪問スタッフの困難に関する管理者の認識は,利用者と看護師の関係性と訪問看護開始からの時間的な経過に影響を受けていた.精神科訪問看護を実施するうえでの訪問スタッフの困難の特徴に沿ったサポートの提供が重要である.
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公益社団法人 日本看護科学学会 | 論文
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