予測オペレーションを実現するミラープラントHMIの設計と酢酸ビニルモノマープロセスへの適用
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概要
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ダイナミックシミュレータはこれまで、運転訓練や運転操作・制御設計などオフラインでの使用が主であったが、オンラインでの活用ができれば新しいプラント運転が可能になる。開発したミラープラントはプラントの挙動を忠実に模擬することができるオンラインダイナミックシミュレータである。このミラープラントを実時間より高速に動作させることで、近未来のプラントの内部状態を予測することができる。これらの情報を確認しながらプラントを運転することにより、従来の制御システムでアラームが発報する前にプラントの異常状態を察知することができ、時間的に余裕を持って対応することが可能になり、プラントをより安全に操業することができる。本論文では、オペレータのためにミラープラントが出力する予測情報をプラント操作画面に表現する方法を提案すると共に、具体的に酢酸ビニルモノマープロセスの予測オペレーションに適用した結果を紹介する。
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日本プラント・ヒューマンファクター学会 | 論文
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