新しい超過洪水波形の作成方法の提案及び基本高水ピーク流量の問題点の検討
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概要
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近年,水災害のリスクが高まっており,これまで多くの洪水防止・緩和対策が実施されてきた.しかし,万全の対策には未だ至っておらず,適切な流域計画のあり方が見直されてきている.河川計画の基盤となる基本高水流量は,一般的に過去の雨量データ及び実際に発生した洪水データを基に設定されている.しかしながら,雨量データは観測流量データに比べて豊富であるものの,降雨流出モデルの使用や降雨時間スケールの引き伸ばしにあたり不確実性が見られるという短所がある.本研究では,実際の既往洪水の観測流量データの波形を利用して,超過洪水モデルを作成する方法を提案した.本モデルを富山県の社会,経済の基盤をなしている神通川流域に適用した結果,神通川流域における越流の危険性の高い地点を明らかにした.また,神通川の基本高水流量について考察した結果,既存の基本高水流量9700 m3/sは 1/150年規模であるが,GEV分布を用いると1/500年規模であることが分かった.加えて,検証に用いられている確率分布関数10個を比較すると大きなバラつきが認められた.
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Japan Society of Civil Engineers | 論文
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