一時貯留池と植生浄化施設を組み合わせた汚濁物流出管理に関する事例研究
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概要
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守山川河川浄化施設は,琵琶湖水質対策保全行動計画の一環として建設され,琵琶湖の水質浄化を意図した運転を行っている.本報告では,守山川河川浄化施設を対象に,出水時および平水時における汚濁物の挙動特性と負荷量収支の把握を目的とし,水質モニタリング調査を行った.平水時の水質は,施設の前後で大きく変化しなかったが,出水時には,本施設の出水時一時貯留池にて流入水質がSSで平均72mg/L,5-6ringsPAHsで平均27ng/Lであったものが,流出水質ではそれぞれ平均11mg/L,5.5ng/Lとなり,水質浄化効果が認められた.また,年間での平水時・出水時を含めた本施設における除去負荷量を概算すると,施設全体における除去負荷量のうち出水時一時貯留池での除去はSSで74%,5-6ringsPAHsで63%と高い比率を占めた.
- Japan Society of Civil Engineersの論文
Japan Society of Civil Engineers | 論文
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