環礁州島のサンゴ礫堆積地形の変化機構の解明
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
環礁州島における有用な資源の一つにサンゴ礫が挙げられるが,堆積過程や地形変化に関する情報は乏しく,管理体制は整っていない.そこで本研究ではツバル国フナフチ環礁フォンガファレ島の南端部に形成しているサンゴ礫の砂嘴状地形に着目し,地形変化の現地計測および衛星画像から計測を行った.また,周辺波浪場の算定結果からシールズ数を算出し,月平均の波浪条件下でのサンゴ礫移動可能性について検討した.計測結果から,砂嘴状地形は活発に移動しているものの,平面的な拡大・縮小は生じていないことが明らかとなった.また,日常波浪条件下でのシールズ数による検討からラグーン側では礫の移動は生じておらず,主に礁原上および外洋側で数か月間のみ活発に生じているものと考えられた.
- 土木学会の論文
土木学会 | 論文
- 都市のあるべき姿を求めて
- 地域・自治体の取組み 景観法をどう使う?--景観整備新時代の行動計画 (特集 景観法と土木の仕事) -- (第1章 美しい国づくり政策大綱と景観法を受けたさまざまな取組み)
- コンクリート舗装における路盤面の残留変形特性に関する実験的研究
- コンクリート舗装における路盤K値と弾性係数の換算式に関する実験的研究
- 地下街を抱える高度に都市化された地域の内水氾濫に関する数値解析