受託開発ソフトウェアの保守における作業効率の要因
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では,ユーザ企業のソフトウェア保守のコストを抑えることを目的として,保守の作業効率と関連のある(影響する)特性を明らかにする.技術者あたり保守量(保守プログラム本数/技術者数)を作業効率と定義し,財団法人経済調査会により企業横断的に収集された,ソフトウェア保守に関するデータセットを用いて分析を行った.重回帰分析を適用した結果,ユーザが(コストを抑えるために)制御可能で,かつ技術者あたり保守量と関連のある特性は,保守プロセスの標準化状況であることがわかった.プロセスを標準化することにより,技術者あたり保守量がおおむね8倍(少なく見積もると2倍,多く見積もると35倍)程度改善することが期待される.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
日本ソフトウェア科学会 | 論文
- LCDと透明弾性体の光弾性を用いたユーザインタフェース (特集 インタラクティブシステムとソフトウェア)
- Bluetoothによる位置検出
- COINSにおけるSIMD並列化(最新コンパイラ技術とCOINSによる実践)
- データ型を考慮した軽量なXML文書処理系の自動生成(ソフトウェア開発を支援する基盤技術)
- 計算と論理のための自然枠組NF/CAL(システム検証の科学技術)