アリモドキゾウムシの大量増殖法の改良に向けた最適飼育密度および次世代成虫回収時期の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
不妊虫放飼法によるアリモドキゾウムシ根絶に必要な大量増殖法の改良に向けて,まず,産卵容器内のサツマイモ塊根の重量を最大限収納可能な1,600g とした場合の最適な採卵用成虫放飼密度を検討した。次世代羽化虫数や成虫体重,および次世代の羽化脱出時期を考慮すると,最適放飼密度は産卵容器あたりの放飼数が1,500~2,000頭の範囲にあると考えられた。また,サツマイモ塊根の横径や産卵期間( 3日または 4日)と羽化脱出パターンとの関係を調査して羽化脱出虫の回収時期や回数を検討した。成虫の回収は羽化脱出ピーク期(産卵後29~31日目)および羽化脱出終息期(産卵後36~39日目)に 2回行うことが適切であると考えられた。
- 九州病害虫研究会の論文
九州病害虫研究会 | 論文
- コムギ赤かび病防除薬剤の耐雨性の評価(2)散布から降雨開始までの時間と液剤の効果の関係および降雨強度が粉剤の効果に及ぼす影響
- 3種アザミウマ類に対するアカメガシワクダアザミウマの捕食能力
- 果菜類におけるアカメガシワクダアザミウマの産卵および生息部位
- 鹿児島県内の花きほ場で発生する主要アザミウマ類3種に対する各種薬剤の殺虫効果
- アカメガシワクダアザミウマの発育と繁殖に必要なスジコナマダラメイガ卵量