イネ紋枯病菌子実層および担子胞子の水田圃場における形成消長
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
水稲生育後期のイネ紋枯病病勢進展における担子胞子の役割を解明する目的で,本病菌子実層および担子胞子の形成消長を 2ヶ年 (2007-2008年) にわたり水田圃場で調査した。子実層形成の最盛期は,2007年では穂揃い期頃,2008年は止葉期頃に認められ,最盛期における子実層形成イネ株の割合はそれぞれ34.6%,18.9%を示し,年次によって異なる形成消長を示した。子実層の形成は本病発病急増期に多く認められ,子実層を形成したイネ株は圃場内にランダムに分布していた。担子胞子の飛散は株間および草冠部で確認された。担子胞子の飛散は子実層形成期間中に継続して認められ,子実層形成株の割合と同様に推移した。
- 九州病害虫研究会の論文
九州病害虫研究会 | 論文
- コムギ赤かび病防除薬剤の耐雨性の評価(2)散布から降雨開始までの時間と液剤の効果の関係および降雨強度が粉剤の効果に及ぼす影響
- 3種アザミウマ類に対するアカメガシワクダアザミウマの捕食能力
- 果菜類におけるアカメガシワクダアザミウマの産卵および生息部位
- 鹿児島県内の花きほ場で発生する主要アザミウマ類3種に対する各種薬剤の殺虫効果
- アカメガシワクダアザミウマの発育と繁殖に必要なスジコナマダラメイガ卵量