加熱側の木質系面材の仕様を変化させた壁耐火試験
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概要
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木質系面材が表面に張られた枠組壁工法の壁の耐火性を検討するため, 木質系面材の仕様をパラメータとして実大規模の壁耐火試験を実施した。試験体の構成は加熱側から木質系面材, 通気層・胴縁, 構造用合板, 中空層・たて枠, 普通石膏ボードである。試験体により木質系面材の樹種・難燃処理・厚み・張り方をそれぞれ変化させている。本試験の結果, 主に以下の知見が得られた。(1)木質系面材の裏面温度は260°C程度で急激に温度上昇した。(2)木質系面材の樹種, 張り方による木質系面材裏面温度の顕著な差異は見られなかった。(3)構造用合板表面が260°Cに到達する時間は木質系面材裏面に比べ1~4分程度遅れる傾向にある。
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