局所火災に対して耐火性能検証法が目標とする安全水準の分析と定量化
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概要
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本研究では,局所火災により加熱される無耐火被覆鋼材柱の安全水準を信頼性工学の方法により分析した。まず始めに,耐火性能検証法の入力パラメータのばらつきと計算式の誤差を確率密度関数により定量化した。局所火災の火源は3人がけソファとテーブルのセットを想定した。次に,耐火性能検証法をちょうど満足する部材仕様について,安全性指標と部分安全率の変化を調べた。その結果,安全性指標は設定した火災性状に対しては十分に大きいこと,入力パラメータの影響度としては,火災継続時間,基本温度上昇速度,鋼素材の強度残存率の補正温度,全体座屈式および局部座屈式の補正温度の5つが支配的なことを示した。(オンラインのみ掲載)
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