避難時の群集歩行速度について 階段における歩行
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概要
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火災時の建物内における避難歩行速度を推定することを目的として,鉄道駅の階段における群集流動の現状に関する実測調査を行った。実測値の回帰分析により,群集密度と歩行速度との間に相関係数0.9以上の線形な関係が存在した。群集流率は,群集密度の2次関数で回帰され,0.9以上の相関係数が得られた。群集密度及び群集流率ともに,夏季と冬季との間に差異が認められ,冬季の歩行速度及び群集流率は,夏季におけるそれよりも大きくなる傾向を認められた。また,過去における同様のデータとの比較も行った。老人等の災害弱者については,混雑していない状況における歩行速度を測定し,老人,手すりに掴まっている人,杖を突いている人,要介助者は,それぞれ健常者の50,40,30及び10%の値を得た。(オンラインのみ掲載)
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