平常時における建物火災の出火予測に関する基礎的研究
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概要
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本研究は,都市における各地域の特性を表すと考えられる多くの要因から出火に関係するものを分類・抽出し,係数に矛盾が起こらない回帰モデルを求める方法を考慮し,統計学的により精度の高い予測式ができないかどうかを検討した。神戸市のデータを用い,まず因子分析を用いて出火要因の抽出を試みた結果,3つの因子(活動系,生活系および産業系)に分けられることが示唆された。また,産業系を考慮する意味で住宅,商業,工業および混合用途別の地域に分け,活動系(都市ガス消費量,電力使用量,水使用量)と生活系(人口,世帯)の組合せの6通りのモデルについて重回帰分析を行った結果,{モデル3|人口総数,水使用量}および{モデル6|世帯数,水使用量}の適合性がよいことなどが判明した。(オンラインのみ掲載)
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