視神経管開放術
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概要
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視神経管開放術は顔面や頭部の外傷, 眼窩内の腫瘍性病変, または眼窩内の炎症性病変により視神経が圧迫され視力障害が発症した時に視神経の減圧を図る目的で行われる。視神経管に到達するルートは大きく分けて頭蓋ルート, 眼窩ルート, 鼻腔ルートの3つがある。それぞれの方法の欠点として頭蓋ルートは開頭手術になるため手術侵襲が高度である。眼窩ルートは顔面に切開を加えるため, 顔に傷が残る。鼻腔ルートは解剖が複雑で手術視野が狭い点にある。しかし内視鏡を導入することにより, 鼻腔ルートの問題が改善された。鼻腔ルートは, 最も低侵襲で行える術式で患者のメリットは大きい。今回, 現時点における視神経管開放術の問題点を整理したので報告する。
- 耳鼻咽喉科展望会の論文
耳鼻咽喉科展望会 | 論文
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