医療事故情報収集等事業の現況について
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概要
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財団法人日本医療機能評価機構 医療事故防止センターでは, 平成16年度より, 医療事故の発生防止と医療安全の推進を目的として, 法令に根拠をおく事業として, 医療事故報告制度である医療事故情報収集等事業を開始した. 当センターでは, 事業開始当初より, 医療事故を報告しやすい環境の醸成に努めてきた. また, 従来厚生労働省が行ってきた, ヒヤリ・ハット事例の収集も引き継いで行っている. 収集した情報は, 医療機関において役立つのみならず, 社会において医療安全の推進を考える際の有用な資料ともなるように作成している. また, 当機構が中立的第三者機関であるという立場を踏まえ, 偏りのない視点から収集, 分析を行って情報提供を行っている. 事業開始後約2年が経過したが, 我が国の医療事故に関する有用な情報提供ができつつあるのではないかと考えている. 本稿では, 当該医療事故報告制度の創設の経緯から事故情報の集計結果等について述べる.
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