札幌市のシラカバ花粉飛散状況と気象との関係について
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概要
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札幌市における1995年から2013年の19年間のシラカバ花粉飛散の調査分析を行った. シラカバ花粉飛散数は, 著しい年差が認められた. 前年1月から飛散年5月までの種々の気象因子とシラカバ総花粉飛散数の関連を単回帰分析にて検討したところ, 前年6月の日照時間 (相関係数0.667), 飛散年3月の日照時間 (相関係数0.684) がシラカバ総花粉飛散数と高い正の相関を認めた. これらの2つの項目を説明変数とした重回帰分析では, 相関係数が0.860となり, 単回帰分析以上に精度が高いシラカバ総花粉飛散数の予測式が求められた. これらの結果より, スギ花粉と同様にシラカバ花粉総飛散数は, 気象因子から予測が可能であることが示唆された.
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The Oto-Rhino-Laryngological Society of Japan, Inc. | 論文
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